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コラム

2018.12.28

水道管の凍結対策と便利商品について

こんにちは。LIXILリフォームショップ ハヤシです。
朝起きたら、水が出ない!ということが冬には起こりがちですが、皆様のご自宅ではいかがでしょうか。今回は水道管の凍結防止について、役に立つ商品を紹介いたします。ご参考ください。

冬に水が出ない原因とは

皆さま既に御存じの通り、水道管内の水が凍結し氷になることで、末端である蛇口から水が出なくなります。氷が溶けると水が出るようになりますが、氷になることで水は体積が大きくなり、配管に亀裂や破損を起こし水漏れの原因となります。被害防止のためのポイントとして、凍結しやすい箇所と対策を下記にまとめます。

家庭内の凍結しやすい箇所

1.屋外水栓
2.給湯器
3.外壁固定の露出配管

凍結が起きる要因として、風にさらされる環境であるかが重要です。気温が氷点下になるだけでは、凍結することはあまり起きませんが、冷風にさらされ続けると熱を奪われ、凍結が起こります。基本的に水道管は凍結防止などのため地中に埋設されていますが、上記の部分は露出配管となりますので、保温部材の設置が必要です。特に屋外水栓は、水栓(蛇口)自体が金属で熱を伝えやすく凍結しやすい状態となります。屋内の水栓でも凍結することがありますが、ほとんど配管が一度地上に露出し屋内に入る状況です。

家庭でできる凍結防止対策

1.蛇口から少量の水を出し続ける。
2.水道の元栓を閉め、屋外水栓を開けて水抜きをする。
3.凍結しやすい箇所に布を巻くなど、防風・保温を行う。

凍結する要因として、配管内の水が停止している事が上げられるので、少量でも水を出すことで水を動かし凍結を防ぎます。また凍結する水をそもそも無くすことで、凍結を防ぐ手法が2です。ただし、配管内の水を抜くためには、低い位置の蛇口を開け水を全て出す必要があります。冷風が当たることを防ぐだけでも大きな効果がある為、屋外水栓にバケツをかぶせるなども有効です。

凍結時にしてはいけないこと

もし水道管が凍結しても、行ってはいけないことがあります。行うと配管に負担がかかり漏水などの原因となります。

1.配管にお湯をかける。
2.配管を揺らすなどの衝撃を与える行為。

配管に熱いお湯をかけることは、氷を解かす上では有効ですが配管自体にダメージを与えます。熱により膨張・伸縮する為、急激な加熱は破損の原因となります。配管内の氷を解かすのは自然解凍が最適ですが、人為的に行う場合は水などを使用し、温度差を少なくする考慮が必要です。また、配管を動かすことは接続部位に負担がかかる為、水漏れの原因となるので行ってはいけません。

凍結防止に便利な商品

最後に凍結防止の水道商品をいくつか紹介いたします。商品の紹介動画付きの商品ですので、商品名をクリックいただくと紹介ページにリンクします。※品番を入力する必要がありますので、お手数ですが商品名後の品番をお控えください。

・カクダイ 凍結防止水栓上部 907-003
・カクダイ 水道凍結防止帯 9698-1

凍結防止水栓上部は、気温が下がると自動で水を少量だし凍結を防ぐ商品です。凍結防止帯は電熱で配管を温め凍結を防ぎます。取付は容易な作業となります。凍結防止商品は年末年始に毎年欠品となりやすい商品ですので、ご利用の場合は早めの問い合わせが必要となります。

水道管の凍結は実際に起こると本当に不便なものです。また水漏れの原因になり二次被害が起こりやすく、甘く考えると大きな被害となることもあります。凍結対策を行い、安心できる年末年始を過ごされることをお勧めいたします。