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コラム

2022.09.17

印象を大きく決めるキッチン扉と取っ手 選び方のコツ

キッチンの大部分の面積を占める扉は、クロスや床と同じようにキッチン空間のイメージに大きく影響します。 扉のデザイン・カラーバリエーション以外にも、素材、取っ手の形によって、耐久性、お手入れ方法も変わってきます。 そこで今回はキッチンの扉の選び方のポイントを、素材と取っ手の視点からご紹介します。

キッチン扉の主な素材・特徴

キッチン扉の素材によって、耐久性や毎日のお手入れが大きく変わってきます。ここでは扉に使用されている代表的な素材のメリット・デメリットをご紹介します。

キッチン扉の主な素材
 ・ 化粧シート
 ・ 塗装
 ・ 木製/突き板(合板・天然木)
 ・ ステンレス
 ・ ガラス
 ・ ホーロー

キッチン扉の素材①:化粧シート
合板の芯材の上に、樹脂や樹脂を含浸させたシートを表面に貼ったタイプのキッチン扉です。一般的に普及しているのはこちらのタイプです。
色数が多く、お手入れもしやすく、値段も安いためバランスのいいキッチン扉ですが、長く使用しているとシートの表面が剥がれたりする場合があります。

キッチン扉の素材②:塗装
合板にポリウレタン塗装するタイプと、紫外線照射で硬化する塗装を使用するタイプがあります。カラーが豊富で表面強度が強く、きれいなツヤが出るなどのメリットがありますが、他の材質に比べ価格が高くなるのがデメリットです。

キッチン扉の素材③:木製/突き板(合板・天然木)

合板の芯材の上に、天然の板を薄くスライスしたものを貼り合わせ、表面に樹脂塗装を施してあります。無垢材と同様の風合いがありながら反りが少ないのが特徴です。ただし汚れを放置すると染みこんでしまうことがあるため、こまめなお手入れが必要です。

キッチン扉の素材④:ステンレス

ステンレスは「Stain less」=「サビない」という名前の通り、サビに強い材質です。そのため水や汚れに強く、お手入れも簡単というメリットがあります。しかし、その他の材質に比べ色数が少ないのがデメリットといえます。

キッチン扉の素材⑤:ガラス

高級感のある輝きを放つ耐久性のあるガラス扉です。表面材に通常のガラスより強度を高めた熱処理ガラスを使用しています。さらにガラスの裏面には飛散防止フィルムを貼っていますので、万が一のときには飛び散りにくい安全設計となっています。

キッチン扉の素材⑥:ホーロー

ホーローとはガラス質の釉薬を、鉄などを金属表面に被覆して高温で焼き付けた物で、ガラスと金属の特性を併せ持つ材質です。
表面がガラス質なので油汚れや、しつこい調味料のシミなども拭くだけで簡単にお手入れできます。また火などの高熱に強く、傷がつきにくい特性も合わせ持ちます。しかしヒビが入ると、錆びてしまう場合あるので注意が必要です。

キッチン扉の取っ手の種類

キッチンの使い勝手に直結する取手は、形状を選ぶのがポイントです。ここでは代表的な形状のライン取っ手、バー取っ手、ハンドル取っ手を例にご説明いたします。

キッチン扉の取っ手の種類
 ・ ライン取っ手
 ・ バー取っ手
 ・ ハンドル取っ手

キッチン扉の取っ手①:ライン取っ手タイプ

ライン取っ手とは、扉の上部に一直線で付いている凹凸のない取っ手です。
扉と一体化し出っ張りもないため、デザイン性が高く、掃除がしやすいため人気を集めています。しかし、引き出しの容量が増えると、取っ手を引く力も必要になるため、高齢の方やネイルをしている女性になどには少々使いづらいことがあるかもしれません。

キッチン扉の取っ手②:バー取っ手タイプ

バー取っ手とは、扉に出っ張った形でついている一般的な取っ手です。 出っ張りがあるため、デザイン性や清掃性は劣りますが、指一本で開けられるなど操作性に優れているのが特徴です。

キッチン扉の取っ手③:ハンドル取っ手タイプ

ハンドル取っ手はデザインが美しいアンティーク調のものから、スタイリッシュなストレートのものまで、お好みに合わせて豊富なラインナップからお選びいただくことができます。
特にこのアンティーク調は木目柄のキッチンとの相性が良く、取っ手を変えるだけで印象がガラッと変わります。わざと錆びたような雰囲気が人気です。

キッチン選びにはぜひショールームをご活用下さい


イメージが固まる前後、どちらのタイミングでもよいので一度ショールームで実際のキッチンをご覧になって触ってみられることをオススメします。
素材感、カラーなど紙のカタログやWEBから見ているだけでは、やはりイメージの伝わり方に限界があります。リフォーム後に「思っていたものとイメージが違う・・・」とならないためにもぜひショールームで実物をご覧になってみて下さい。
キッチンリフォームは安価なものではありませんので、後悔されないよう、出来るだけ商品選びにはこだわっていただきたいと思います。

LIXILリフォームショップ ハヤシではLIXILはもちろん、他メーカーのショールームのご予約も行っています。リフォームを検討される場合はお気軽にお問い合わせください。