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コラム

2025.06.01

夏本番の前にエアコンの試運転を

今日から6月。いよいよ梅雨の時期が迫って参りましたが、エアコンの試運転はお済みでしょうか。冷房が必要な時期になってから慌ててエアコンを動かそうとしても、長期間使用していなかったために、故障や不具合が見つかるケースが少なくありません。暑い夏を快適に過ごすべく、本格的に使用する前にエアコンの試運転を行い、正常に動作するかどうかを確認しておくことをおすすめします。

エアコンの試運転とは?
エアコンの試運転とは、エアコンの本格稼働の前にエアコンが正常に作動するかどうかをチェックすることです。エアコンを長期間使用していなかった場合、いざ本格的に使おうとしても、室外機の圧縮機内部にストレスがかかってしまい、故障や不具合の原因につながることがあります。するとエアコンの修理や買い替えが必要になり、夏の暑さや冬の寒さが厳しくなる時期に、エアコンが使えないという事態にもなりかねません。この問題を避けるために、本格的なエアコンの使用時期前に試運転を行うことが大切なのです。

エアコンの試運転はいつ行う?
エアコンの試運転は、夏や冬の本格的に使用するシーズンの2週間から2ヶ月前に行うのが理想的です。 ただし、メーカーによって推奨されているタイミングは異なる場合があるため、お持ちのエアコンのメーカーが推奨する試運転時期を確認することをおすすめします。

夏に向けた試運転の実施時期
一般的に夏の場合は、4月~5月末まで には試運転を行っておくとよいとされています。特に湿気で蒸し暑くなる梅雨までにエアコンの試運転を終えておくと、万が一エアコンの修理が必要になった場合でも対応期間に余裕ができるため安心です。また、近年は夏前でも非常に暑い時期もあるため、気温によって試運転を行うこともおすすめです。
以下の表を参考にしてください。

エアコンの試運転を行う方法
エアコンの試運転は以下の方法で行います。 ※メーカー・機種によって異なる場合があります。
冷房の場合
1. リモコンで運転モードを「冷房」に設定。温度を最低温度の16℃~18℃に設定します。
2. 風速を「強」に設定し、10分~30分程度運転します。
3. 冷風がきちんと出ているか、異臭や異音などはないかをチェックします。
4. さらに30分程度運転し、水漏れはないかをチェックします。

エアコンの試運転で注意するポイント
エアコンの試運転において注意するポイントとしては、以下の通りです。
①試運転の前にエアコンの内部や周辺を掃除する
試運転を行う前に、エアコンのフィルターや内部、室外ユニットの周辺を掃除しておきましょう。長期間エアコンを稼働しない場合、フィルターにほこりや汚れがたまっている可能性があります。これにより、正常に運転できない場合もあります。そのため、掃除機や洗浄スプレーなどで定期的にクリーニングしておきましょう。
また、室外ユニット周辺に障害物があると、エアコンが正常に運転しているかどうかが判断しづらくなります。こちらも障害物があれば掃除しておきましょう。

②試運転で異音・異臭・水漏れが起きたらプロに相談する
試運転を行う際に、異音や異臭、水漏れ、冷風/温風が出ないなど何らかの故障や不具合がある場合は、すぐにエアコンのプロに相談しましょう。もし、そのままにしておくとさらに故障が悪化する場合もあります。
また、試運転の段階で熱交換器の故障やドレン詰まりなどを発見した場合も、同様です。専門家でない限り、間違った対応を行うと悪化する原因にもつながるため、プロに任せた方がよいでしょう。

定期的なメンテナンスを行う
エアコンはシーズンに限らず定期的なメンテナンスが必要となります。エアコンを長期間使用せずにいると、内部にほこりや汚れが蓄積し、性能の低下や故障の原因となるためです。定期的にエアコン内部のクリーニングを行うことで、長期的に安定した運転に期待できます。
ただし、定期的なメンテナンスには相応の手間と知識が必要となります。また、正しいメンテナンスの知識がなければ、効果的な洗浄はできません。そんなときには「ハヤシのエアコンクリーニング」をお試し下さい。外せる部品はすべて分解し、奥の奥まで徹底洗浄します。暑い夏を快適な空間でお過ごし下さい。