屋根の調子、いかがですか？

屋根は年中、風雨や太陽の熱などにさらされ、思った以上にダメージを受けています。ですが普段あまり目につかない場所なので、症状に気付いた時には思った以上に悪化しているもの。リフォームの頻度は建物の状態によっては一生に１～２度という程度ですが、最適な時期を逃すと思った以上の出費にもなりかねません。本当に必要となった場合、果たしてどんな工事をするのか、費用はいくらくらいかかるのか？今回は、そんなわからないことが多い「屋根リフォーム」についてお話します。

屋根強度を高め、安心して暮らせる住まいに

屋根リフォームを考えるきっかけで一番多いのは、やはり「雨漏り」。リフォーム方されるお宅のほとんどで「雨漏り」が発生しています。屋根の強度が弱まったり、一部破損していると雨漏りが発生し、そこからどんどん症状が悪化していきます。雨漏りによる症状の一例です。

・事例1　雨水が建物内部に侵入
家の中で雨漏りし、床や壁、天井などに水たまりやシミを作ってしまった

・事例2　建物内部の腐食
建物内部に雨が侵入することで湿気となり、建物の構造部分を腐らせてしまった

・事例3　カビの発生
湿気によりカビが発生し、深刻な健康被害がでた

・事例4　シロアリの発生
湿った木材にシロアリが発生してしまった

またその他にも、見た目には問題なかったが、内部の腐食が思った以上に進んでしまっていたため、安心に暮らし続けることができず、屋根だけではなく、建物全体のリフォームが発生してしまい費用が思った以上に高額になってしまったという例も多いもの。
雨漏りは軽く見ず、気づいたらこまめにメンテナンスしましょう。

費用はどれくらい？工期は？

屋根工事で一番高額になるのは、屋根材をすべて新しいものに交換する「葺き替え工事」です。
現場の状況にもよりますが、一般的な３０坪住宅の葺き替えの場合での相場は約１２０万円～２００万円です。主な内訳は、

・新しい材料の購入・設置費　４５～９０万円
・下地の補修　２０～３０万円
・既存の屋根撤去費用　１２～２０万円

となっています。
工事に必要な日数も最も長く、最低７～１５日は必要です。
工程には「足場設置」「既存屋根材撤去」「下地」「屋根材の敷設」が含まれます。

葺き替え工事が必要となる目安として

①屋根瓦と下地が全体的に痛んでいる
②屋根瓦が全体的に傷んでいる
③痛みは下地のみでも、屋根瓦がスレート瓦か金属瓦である（スレート瓦や金属瓦は剥がしたあとの再利用はできない）

があげられます。
ただし、高額になりがちな葺き替え工事ですが、中には一部修繕や、本来は葺き替えの方が適しているが費用面で抑えることができる「カバー方法」という施工方法もあります。

屋根と予算に合わせて最適な工事方法を選びましょう。ＬＩＸＬリフォームショップ ハヤシでは無料屋根診断を実施しています。どうぞお気軽にご相談下さい。