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コラム

2020.12.24

節水はトイレから

気になる水道代・・節水のカギを握るのはトイレ

家庭で使われる水の第一位はどこかご存じですか?
大きな浴槽にはったお風呂のお湯やシャワー、洗いやすすぎのたびに滝の様に出てくる洗濯機…と思い浮かべる方が多そうですが、実は「トイレ」が第一位。
トイレは毎日使うものですし、家族の人数が多ければ多いほど水の使用量が多くなるのは当然です。つまり、トイレの節水が出来れば、水道代も安くなる!
そんなトイレ事情から節水タイプのトイレが注目されています。
トイレをリフォームすることで節水や省エネが期待できるワンランク上の最新トイレリフォームを考えてみませんか?

節水トイレにリフォームしたら、水量はどれだけ違うの?

私たちの知らないトイレ業界、40年前のトイレと現在のトイレでは洗浄水量に驚くほど差があります。

40年前に製造されたトイレの1回の洗浄水量…約13リットル(大小レバーなし)
20年前に製造されたトイレの1回の洗浄水量…約10リットル(大小レバーなし)
ところが、最新のトイレは大洗浄で4リットル前後、小洗浄で3.5リットルと、なんと3分の1の水量で流すことができるようになったのです!

トイレリフォーム前後の水量の比較計算(2人暮らしの場合)
例えば、家族一人一人が1日に4回トイレを使用したとすると、水量にどのくらい変化があるでしょうか。
20年前のトイレと比較してみます。

従来のトイレ
10リットル×4回=40リットル
40リットル×2人=80リットル

節水トイレ
(4リットル×1回)+(3.5L×3回)=14.5リットル
14.5リットル×2人=29リットル

その差は1日で51リットル!
これを年間365日にすると18,615リットルの節水!
240リットルの浴槽に換算すると、お風呂を約77杯分も節水したことになります。

トイレリフォーム前後の水量の比較計算(4人暮らしの場合)

従来のトイレ
10リットル×4回=40リットル
40リットル×4人=160リットル

節水トイレ
(4リットル×1回)+(3.5L×3回)=14.5リットル
14.5リットル×4人=58リットル

その差は1日で102リットル!
これが年間365日にすると37,230リットルの節水。
240リットルの浴槽に換算すると、お風呂を約155杯分も節水したことになります。

家族や来客の多いご家庭では、トイレをリフォームすることで大きな節水効果が期待できますね。

トイレリフォームに人気の節水タイプとは?
では、具体的に節水タイプとはどういうものでしょうか?
水量が少なくても従来と同じように汚れを流せるなんてなぜか?不思議に思いますよね。

ちょっと思い出してみてください。新しい建物などで、ツルツル素材の便器に渦巻き状に水が流れていくトイレを見たことありませんか?
そうなのです!それが節水タイプの秘密!

従来「縦方向」だった水流を「渦巻き状」にしたこと、有機ガラス系素材など便器に汚れが残りにくい素材が使われるようになったことで、水量が少なくても汚れが流せるようになったのです。

自動で便座の保温機能をオフにする節電機能を兼ね備えたタイプなどもありますので、ご自分の家庭の使用状況にあったタイプをお選び頂けます。

節水トイレにリフォームするときのメリットとデメリットとは?
節水トイレにもメリットばかりでなく、多少のデメリットも。それぞれきちんと理解しておきましょう。

メリット
・なんといっても水道代の節約!
自宅の1リットルの水道料金算出方法は
水道料金の合計÷使用料(㎥)=1㎥(立方メートル)あたりの値段
1㎥(立方メートル)あたりの値段÷1000=1リットルの値段

もちろんお住まいの地域によって水道料金は変わってくるのですが、例えば、1リットルあたり0.20円として、先ほどの4人家族の場合に当てはめてみると
0.20円×37,230リットル=7,446円 年間7千円以上、20年使用すれば14万円以上もお得になる計算です!

掃除がしやすい!
汚れが残りにくい素材に加え、汚れをはじくクリーン樹脂や、フチなし形状などトイレ掃除の負担が軽減。

節水だけじゃない、プラスの効果!
最新タイプは節水機能だけではありません。使うたびに便器内部を自動除菌したり、節電や脱臭をしたりなど、その他の効果も併せて期待できます。

デメリット
・詰まる確率が高くなる。
最新のものほど、少ない水でもしっかりと流れるように作られてはいますが、節水タイプでないトイレと比べると詰まる確率は高いのも事実なので、それらの問題に関して商品の品質をチェックする必要があります。

リフォーム代も考慮に入れよう!
節水トイレにするためには、リフォーム費用も掛かることもお忘れなく!

設置できない場所もあります。
トイレには壁排水と床排水があり、それによって節水できる水の量が変わったりするので確認が必要です。
また、タンクレストイレの場合、水圧が弱いところには設置できない可能性もあるため、リフォームの際はぜひ私たちにご相談下さい。

水の使用量第1位であるトイレを最新の節水トイレにリフォームすると、長期的な節約が期待できます。
最近のトイレは、「居心地の良さ」「掃除の軽減」などの面でも工夫を凝らした商品が出ています。
家族全員が毎日使う場所ですから、ご家族に合った賢い節水トイレリフォームを考えてみてください。