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コラム

2021.08.03

トイレ選びに困ったら。トイレリフォームで押さえたいポイント。

最近のトイレはお手入れのしやすさやデザイン性、また節水などによる水道光熱費の削減など使い勝手が各段に向上し魅力的な商品が次々と出ています。しかしリフォームでは建物の構造に合った排水方法や、空間のサイズに合うトイレを選ばなければならないなど、制限がいくつか出てきます。デザインや色などから入ってしまうと、分厚いカタログの中からお好みのものを選ぶのも一苦労の上、せっかくお選びいただいても設置できない機種である場合もあります。そこで順番としておすすめするのは、まず現在ご使用のトイレの仕様を把握することところから始めていただくことです。そうするとある程度機種が絞られてきますので、次に希望する機能を決めるとスムーズに商品を選ぶことができます。そこで今回は、トイレをリフォームする際に知っておいていただきたい「トイレ選びのポイント」をいくつかご紹介します。

タンク式とタンクレストイレの違い

まずトイレの洗浄方法として、タンクに貯めた水で流す「タンク式」と、水道直圧式の水流を使う「タンクレス」の2タイプがあります。タンクレスはタンクがない分、空間にゆとりを生みますが、手洗いを別に設けるなど考慮しておくべき面もあります。タンクレスのメリット・デメリットを知って、ご希望に合ったトイレをお選びいただくことが重要です。

〇タンク式トイレ

タンクに貯めた水で洗浄する従来型で、使用には一定の間隔が必要になります。タンクレスタイプよりも価格が手ごろなところが魅力です。また、2階以上のトイレでは水圧の関係上、タンクレスよりもタンク式の方が向いている場合があります。

〇タンクレストイレ

水を貯めるタンクがない分空間が広く使え、見た目もスッキリします。水道直圧式なので連続使用も可能です。

その他、タンクレストイレのメリットとして次にあげるようなものがあります。

・スタイリッシュな空間づくりができる

見た目がスッキリする分、トイレがスタイリッシュな印象になります。おしゃれな空間づくりに向いています。

・掃除がしやすい

タンクレストイレはタンクがない分、継ぎ目なども少なくシンプルな形状なので、サッと拭けて掃除がしやすいのが魅力です。

一方、デメリットとしてはこのようなことが考えられます。

・手洗いが別に必要になる

タンクレストイレでは、必ず別に手洗いが必要になります。トイレ内に設置する場合は、設置できる空間があるかや配管が可能かなど、事前に取り付けができるか確認が必要です。

・水圧が低いと設置できないことも

マンションや一戸建ての2階などで水圧が低い場合、タンクに水をためず、直接水を流すタンクレストイレは設置できない商品もあります。

・温水洗浄便座部分のみの交換ができない商品も

タンクレストイレには、温水洗浄便座が便器と一体型となっている商品があります。その場合、温水洗浄便座部分が故障した場合にはその部分だけの交換はできず、修理や買い替えになることがあります。

・停電時に使いづらいことも

タンクレストイレは洗浄するのにも電気を使うため、停電になるとバケツに水を汲んで流す必要があります。

最新の便利で快適なおすすめ機能いろいろ

掃除のしやすさや水道光熱費の軽減、快適性のアップなど、今は高機能なトイレが増えています。トイレ選びのご参考に人気の機能を紹介いたします。

・お掃除がラクなふちナシ便器

手が届きにくかった便器のふち裏をなくしたりスマートにすることで、ぐるりと拭き上げるだけで簡単にお掃除できるように工夫されています。

・汚れが付かない、または落ちやすい便器

各メーカーも、独自の技術で汚れを浮かせて落としたり、そもそも汚れを寄せ付けない便器を開発するなど、お手入れがぐんと楽にする工夫がされています。

・使用前のミストや泡クッションでニオイの発生を防ぐ

ニオイ成分を分解して快適なトイレ空間をつくったり、使用前にミストを吹きかけることで汚れを付きにくくしたり、便器内にためた水の表面に泡をつくり飛び跳ねを抑えるなど、汚れやニオイの原因となる見えない菌や汚れを軽減します。

・洗剤の泡でトイレをキレイに

あらかじめ投入した市販の台所用洗剤により、 流すたびにたっぷりの泡でお掃除。大きさの違う2種類の泡で、 しっかりと汚れを落とします。

・無駄なく温かい瞬間暖房温水洗浄便座で節電

使うときだけ便座や温水洗浄用の水を瞬間的に温めるタイプは、保温のために常時通電するタイプとは異なり使用しないときのムダな電力を軽減します。

・少ない水でもしっかり便器を洗浄

上からの旋回する力強い水流により、少ない水でもしっかり便器を洗浄します。 従来品では1回の洗浄に13ℓの水が必要でしたが最近の節水型トイレは 大・小で水量を使い分けることができ、大でも約4~6ℓの水で洗浄。 家計へのインパクトが大きい機能です。

・便ふたのオート開閉

人の動きを検知して、自動で便ふたが開閉する機能。便ふたの開け閉めは、妊婦や腰痛もちの人には厳しい中腰の姿勢となるため、かがまず開閉する機能は重宝します。また、フタの閉め忘れや、手洗いが未熟な小さい子どもが便座を触らずに済むメリットもあります。

・ほのかに光る夜間ライト

便器の内部を照らす夜間用のライトです。夜中に起きてトイレに行った際も、 眠気を覚ましにくい優しい明るさで、便器の位置を照らして示します。

床排水?壁排水?トイレの排水方式を確認する


トイレのリフォームは、既存のトイレを取り除いたあとに新しいトイレを設置します。そのため、建物の構造に合わない商品を選んでしまうと設置できません。トイレを選ぶ際は、まず排水管のタイプを確認するのが基本となります。トイレの排水には大きく分けて「床排水」方式と「壁排水」方式の2種類があります。設置場所のトイレがどちらのタイプなのか、確認する方法はいたってシンプルです。便器やタイルの壁側をのぞいたときに、排水管が見えないものが「床排水」、壁や立管にむかって伸びる排水管が見えるものが「壁排水」です。なお、「床排水」と「壁排水」では商品の価格が異なる場合があります。また、商品によってはどちらかの排水方式にしか対応していないものもありますので注意が必要です。

・床排水
一戸建てに多い排水方法ですが、一部マンションでも見られます。壁に接続されておらず排水管が見えない同じ商品で比較すると、壁排水タイプより洗浄水の節水効果が高いのが特徴です。

・壁排水
マンションや公団に多い排水方法です。排水管が壁や立管につながれており排水管が見えるのが特徴です。

設置できるトイレを適切に選ぶためには、床排水、壁排水といった排水方法の違いとともに、それぞれ「排水芯」「排水高」を事前に確認しておく必要があります。「排水芯」とは、床排水の便器の後方の壁から排水管中心までの距離、「排水高」とは、壁排水の場合の排水を行う配管の高さを指します。排水高を測る場所は、壁に沿って床から配管中央までの高さを測ります。いずれも見えにくい部分でのサイズ確認となり、時には専門の知識が必要になる場合もあります。LIXILリフォームショップハヤシでは、知識と経験豊かなスタッフがしっかり現地確認し、ご希望にあった最適なトイレをご提案いたします。トイレリフォームの際はぜひ「LIXILリフォームショップ ハヤシ」にお気軽にご相談下さい。