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コラム

2022.10.11

押入れをクローゼットにするリフォームの種類

収納は家族が増えたり、子どもが成長したりといった家族環境の変化によって、必要となるスペースや使用方法に変化が生じやすい部分です。 そこで、より利便性の良い毎日を送るため、押入れをクローゼットにリフォームする場合の種類についてご紹介します。

押し入れはクローゼットになるの?

日本家屋や和室を持つ住居で多く使用されている押入れは、さまざまなものを入れることができ、中でも布団を収納するためには便利な収納スペースとなっています。しかし、毎日布団を片付けることのないベッドによる洋式の生活スタイルに変更したり、和室が不要になってしまったりといった場合には、現状の生活スタイルに押入れが不釣り合いだと感じてしまうケースもあることでしょう。
また、実際に生活してみると、押入れが設置されている方角によっては湿気や結露のトラブルが生じ、悩みのもとになってしまうこともあります。そのようなトラブルや不満を解決する方法として押入れをクローゼットに変更する方法があります。クローゼットの種類によってリフォームの方法も変わってくるため、ご自身のライフスタイルなどを考慮しながら最適なものを選ばれることが大切です。

クローゼットの種類と費用の目安は?
クローゼットの種類には大きく分けて3つのスタイルがあります。そこで、それぞれの種類の特徴とリフォームをする際に必要となる費用の目安についてご紹介します。

【1】中棚をなくす簡易タイプ

押入れは通常、収納空間の中央に中板と呼ばれる境界板が設置されています。そして押入れの中段に作られた棚段により上下が二段に仕切られています。
一般的に押入れは湿気がこもりにくく、体をしゃがむことなく収納しやすい上段に布団を収納し、下段には普段使用しない家具や衣類、小物などを入れておきます。しかし、布団収納が不要となったなどを理由に、中段を取り外して背丈の高いものを入れられるようにしたり、段のある棚を収納スペース内に収めたりするための場所として使用したいと考える方もいらっしゃることでしょう。
そのような利用目的の変更を希望するケースでは中棚をなくすリフォームが便利です。中の板を取り除くだけの作業であるため、このケースでは通常、簡易的なリフォームだけで済ませることが可能となっています。押入れのサイズや中棚の造りによって差はあるものの、約2万円~3万円程度の金額からリフォーム工事を行うことが可能です。

【2】扉を変えるクローゼット

生活スタイルの変化に合わせて和室を洋風にイメージチェンジしたいという方もいらっしゃることでしょう。しかし、部屋の雰囲気を洋風に変えても押入れのふすまのデザインがそのままだと違和感を感じることも多いものです。また、横開きのふすまは収納空間の出口として半分のスペースしか開くことができないため、収納しているものによっては取り出す際に使い勝手の不便さを感じることもあるでしょう。
このようなケースでは扉をクローゼットスタイルのものに変えるというリフォームを行うことが効果的です。ふすまをクローゼットスタイルの扉にするだけで、部屋の雰囲気は大きく変わります。
また、内部の仕様はご自身で変更したいとお考えの場合でも、扉の変更を行うことはなかなか難しいものです。そのような場合には部分的にリフォームすることも可能ですので、生活を過ごしやすくするための便利な手段の一つとして検討されてみてはいかがでしょう。
押入れのふすまをクローゼットの扉に変更するためにかかる費用は、どのような扉にするかによって大きく異なってきます。扉を変える場合には、動かす際に扉が通る道となる床と上部の扉枠も変更しなければならないため、扉にかかる費用だけではなく、クローゼットの幅や扉の取り付けスタイルによってもリフォームの金額は変わってきます。おおよその目安としては約6万円~15万円程度となります。

【3】大規模なリフォームのウォークインクローゼット

収納スペースをより充実させたいという場合には、さらに広い空間を収納エリアとするウォークインクローゼットへのリフォームも便利です。ウォークインクローゼットとは1つの部屋として独立させたスペースを収納空間としたものです。ウォークインクローゼットへのリフォーム方法には、使わなくなった空き部屋を活用する手段と、押入れとして使用していた部分を活かして周囲の空きスペースと合体させて作る方法があります。

押入れを活用した場合のリフォームに必要となる工事としては、まず押入れの解体や撤去が必要となります。また、押入れの床は部屋として利用している箇所の床よりも弱い下地となっているケースが多いため、薄いベニヤ板などが使用されている場合には補強工事が必要となることもあります。さらに収納スペースの内側の壁の補強や壁紙の貼り付けも行います。特に、押し入れを使用していた際に湿気や結露に悩まされていた場合には、断熱材や湿気対策が取られた壁材などを使うことも検討する必要があります。またクローゼット内の利用目的に合わせた工事も必要となります。
たとえば、衣類を収納するために利用する場合にはハンガーをかけることができるパイプを内部に設置することが必要ですし、かばんや小物などを置くための段を作りたい場合には棚板を付ける工事も必要となります。
その他にも扉の取り付けやシステム収納の設置も行います。さらに、部屋としての利用とは異なるため、結露防止や光の侵入の対策として窓のスタイルを変更したりウォークインクローゼット内の造りに応じた照明のリフォームを行ったりすることもあります。
このような大規模なリフォームではそれぞれの箇所に使用される材料や工事程度により費用に大きく差が出ますが、20万円から50万円程度がくらいが目安となります。

クローゼット内に入れる予定となっているものを事前に整理しておき、計画的にリフォームを行うことでリフォーム後の後悔や失敗のリスクを少なくすることができます。クローゼットリフォームのご相談はぜひ当店にお気軽にご相談下さい。