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コラム

2020.03.12

安全な階段のリフォーム

高齢の家族が階段を上り下りしている姿を見て心配になったことはありませんか?
慣れた階段でも、体力や安全性に不安を感じるようになったら、リフォームを検討するタイミングです。
大きな事故が起きる前に、階段の改修を考えてみませんか?

1 高齢者の家庭内事故の約2割が階段からの転落
2 基準ぎりぎりの階段はとても危険
3 滑り止めは現物をしっかりチェック
4 照明で明るく
5 勾配は45度以下が安心
6 手すりの設置はここに気を付けて
6-1 なるべく継ぎ目のないものに
6-2 手すりはしっかり握れるものに
6-3 端の形状にもきをつけて
7 壁紙で明るい雰囲気を演出
8 まとめ

1.高齢者の屋内事故の約2割が階段からの転落
高齢者の家庭内での事故の約2割が階段からの転落事故です。高齢者だけでなく階段が急であったり、手すりがなかったりすれば、だれでも踏み外してしまう危険があります。
少しでも危険に感じることがあればしっかり対策しておきたいものです。

2.基準ぎりぎりの階段はとても危険
階段は、建築基準法で次のように基準が定められています。

横幅75㎝以上
段の高さ23㎝以下
段の奥行き15㎝以上

昔の住宅では基準ぎりぎりの階段もよく見かけます。一度ご自宅の階段の大きさを確認してみてください。

3.滑り止めは現物をしっかりチェックしてから設置する
階段からの転落防止には滑り止めが有効です。ただし、あまり引っかかりが強いと逆につまづく原因にも。実物サンプルなどでしっかり確認しましょう。

4.照明で階段を明るく!
階段スペースは、昼間も暗くなる場所に設置されがち。
特に視力が低下した高齢者にとっては足を踏み外す危険が高くなります。足元に照明を設置するなど階段が暗くならないようにすると安心です。

5.勾配は45度以下にするのが理想
階段の勾配は建築基準法では56度まで許されていますが、安全を考えると45度までにしておきたいものです。今使っている階段の勾配を緩やかにするには、蹴上げの寸法を調整し段数を増やすという方法があります。
ただ、段数が増えれば歩数が増し、歩幅の感覚も変わるため事故を誘発する危険も増します。無理のないプランを立てましょう。

6.手すりの設置、ここに気を付けて
階段に手すりがあると姿勢が安定します。以下の項目に気を付けて設置すると、より安全で使いやすい手すりになります。

  • なるべく継ぎ目なく
  • 手すりは幅に余裕があるなら階段の両側につけるのが理想的です。片側だけであっても、なるべく継ぎ目がないように設置するとより安全です。

  • 手すりは握りやすいものに
  • 手すりは、断面が円形や角形など様々な形状がありますが、実際に握ってみて体を支えやすいものを選びましょう。また毎日触るものなので、素材の感触も重要です。

  • 手すりの端部にも注意
  • 手すりの端部は、体をぶつけたり、衣服をひっかけやすい部位です。上り下りの支障にならない形状を選んでください。

    7.壁紙で明るい雰囲気を演出
    せっかく階段をリフォームするのであれば、壁紙も明るい色味に替えて、雰囲気を一新してみてはいかがでしょうか。玄関ホールや廊下も合わせて壁紙を替えれば統一感も生まれます。
    特に1階の玄関周りから階段にかけてのエリアは光が入りにくく暗くなりがちなので、明るい色味の壁紙を選ぶと効果的です。

    まとめ
    階段は生活動線の要の一つです。上り下りが楽になれば、毎日の生活の負担も大きく軽減され、転倒やケガのリスクも少なくなります。
    既存の階段を撤去して新しくかけかえるだけでなく、階段表面のカーペットや踏み面の板を貼り換えたり、手すりを設置するだけでも快適になる場合もあります。

    リフォームショップ ハヤシでは、お客様のご要望とご予算に合わせて最適な階段リフォームのプランをご提案いたします。階段で気になることがあったら、ぜひ一度お問い合わせください。