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コラム

2020.11.02

キッチンにオススメの床材

キッチンの床は、油や水の飛び散りで汚れやすく非常に滑りやすい場所です。お手入れしやすい素材にこだわるのはもちろん、やはり安全性にもしっかり配慮したいものです。
キッチンの床材には、汚れに強く耐水性に優れ、なおかつ滑りにくい床材が好まれます。今回はキッチン床材の種類と、それぞれの特徴についてご案内します。

クッションフロア
一般的に良く使用されるのが「クッションフロア」と呼ばれる塩化ビニール製のフロアです。適度なクッション性があり、耐水性もあるので汚れや水気に強くお手入れがしやすいのが特徴です。
さらに木目やタイル柄など、色やデザインも豊富なので、好みに合わせてキッチンのイメージを変えることもできます。抗菌、消臭、防カビなどの機能性を持ったフロアもあり、価格も比較的安価です。難点は熱とキズには弱いというところです。

タイル
タイルは耐久性と耐水性に優れ、お手入れが楽なことが最大の魅力です。色やデザインも豊富なのでイメージを変えたり、好みのデザインにコーディネートする
こともできます。しかしタイルは滑りやすく、安全性は決して高いとは言えません。また、夏場はひんやりと涼しく過ごせますが、冬場には少し冷えます。
床暖房対応のタイルを利用すると良いでしょう。

コルク
コルクガシの樹皮を圧縮成形した木質系の床材です。
耐久性、断熱性、防音性に優れ、弾力性もあるので、足腰への負担も少ないといわれています。
ただし、素材のままだとお手入れしにくいので表面加工で耐水性、防汚性を強化したものを選ぶと良いでしょう。

フローリング(無垢と複合)
フローリングとは木質系の床材のことですが、無垢(単層)と複合フローリングがあります。
無垢とはチーク、ヒノキ、メープルなど、単一の木材を使用しているフローリングのことです。
一方、複合(複層)フローリングは、合板の表面に薄く削った天然木を張り合わせたものと、樹脂化粧シートを張り合わせたものがあります。
無垢材は天然の風合いを感じることができ、温かみもありますが、傷つきやすいというデメリットもあります。
防水、防汚、耐傷などに対応した表面加工が施されているものを選ぶと良いでしょう。

台所・キッチンの床の張替えの目安
キッチンのリフォームで、キッチンの位置を変更した場合には、既存のキッチンがあった場所のフローリングなどの床材や壁紙の補修、あるいは張り替え費用が
生じます。ただし、施工方法によってはキッチンの下に当たる見えない部分には、フローリングが張られていないこともあります。フローリングが張られていた
場合にも、状態によっては補修での対応は難しいです。
同じフローリングがない場合には、一部だけ違うフローリングを張ると、見た目には違和感があるケースが多いです。また、フローリングの張られている方向と、
既存のキッチンの長手方向が垂直の場合、一部を張り替えてきれいに納めることは難しいです。ので全体で張り替えた方が、仕上がりがきれいです。

コルク床に張り替える費用は?
キッチンの床材としてコルクは、保温性や断熱性に優れていることから、キッチンでの底冷えに悩んでいる人におすすめの床材です。コルクは滑りにくいため、
水ハネしたときも安心です。コルクには、階下への衝撃音を緩和する効果もあります。ただし、マンションでは既存の床材と異なるものへの変更は、管理規約で
禁止されているケースもありますので確認が必要です。
また、キッチンの床材をフローリングからコルクなどの他の床材へ変える場合には、厚みが異なることが多く、下地の調整が必要です。フローリングは商品に
よって価格差があるので一概にはいえませんが、コルクへの張り替えは複合フローリングの場合と同等以上の費用を要します。

キッチンの床材張り替えに掛かる費用の目安
キッチンの床張り替えは10万円後が費用の目安です。ですが、台所のような水まわりでは下地が腐っていることなどが多く、その費用もみておく必要があります。
また、フローリングよりも、クッションフロアやフロアタイルなどの床材の方が安価にすみます。