洗面所リフォームのチェックポイント

家族みんなが手洗いや洗顔、歯磨きと毎日かなりの頻度で使う洗面所はどうしても傷や色あせ、収納の不具合など、劣化の出やすい場所です。また、浴室の横にあることが多いため、湿気がこもりやすく、床が痛みやすいという特徴もあります。そんな洗面所をリフォームする際にチェックしておきたいポイントや工事費用の目安などをご紹介します。

洗面所リフォームの方向性

まず、洗面所をリフォームする際に中心となるのは洗面台です。どのような洗面台に交換するかで、洗面所全体のリフォームの方向性が定まってきます。洗面台で重視していただきたいポイントは以下の３点です。
①洗面台の高さや機能
腰を大きく曲げなくてもよい洗面台の高さや、シンクの広さ、水栓の位置で、使い勝手や掃除のしやすさが大きく変わります。 さらに、節水型のシャワーにすれば水道代を節約することができます。ほかにも、家族の身長の高さに合わせて鏡の位置を変えることができれば、洗顔や身支度の際に便利です。
②収納
洗面道具や化粧品、掃除道具など、洗面所に置かれる道具はたくさんあります。加えて洗濯機を置くスペースが洗面所に設けられている場合が多く、洗濯用洗剤や柔軟剤を置いているご家庭も多いはずです。あまりに物が置かれていると、見た目に雑然としてしまうだけでなく、使い勝手も悪くなってしまいます。ご家族の人数や環境に合わせて、適切な収納スペースを確保することをお勧めします。
③費用
洗面台のリフォーム費用は、洗面台の本体とキャビネットなどのオプションで構成されます。しかし、そのほかにもクロスや床の張替え、洗濯機パン（洗濯機を置く台）の交換なども同時に行うケースが多いため、まずはリフォーム全体の費用をお決めになると、洗面台の金額が決まりやすくなります。

リフォームで行えることを予算別にチェック！

水回りのリフォームは洗面所に限らず、その現場の状況ごとで大きく変わります。ですので、ここではだいたいの費用の目安と、そのリフォームでどれくらいのことができるのかについてご案内します。
20万円未満
洗面所の内装のみや、シンプルな洗面台への交換なら20万円未満でリフォーム可能です。鏡や収納など最低限の機能を持つシンプルなタイプの洗面台の本体価格がおよそ10万円、洗面台交換の一般的な費用が3万円から5万円ですので、15万円ほどで新しい洗面台にリフォームすることができるということになります。さらに、クロスや床の張替えが5万円前後なので、洗面台の費用を抑えることで、20万円未満でも十分なリフォームを行うことができます。
20万円から50万円
スタンダードタイプの洗面台への交換と内装工事を行う場合の平均費用です。壁紙や床などの内装を一新する場合は20万円以上かかるケースも多く、水回りで人気のある防水性の高いクッションフロアへの張替えや、防カビコーティングされたクロスへの張替えなどを希望される場合は、やはりある程度の費用がかかります。スタンダードタイプの洗面台は機能性も高く、収納力も備えているので、洗面所のリフォームでは人気の高い組み合わせとなります。なお、車椅子対応などバリアフリーを意識した洗面所へリフォームする際には50万円以上かかる場合があるので、注意が必要です。

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